2024年12月23日 横浜ロック座

伊勢佐木町の珈琲館で作業。場内に戻ったら、どういうわけか立ち見でぱんぱんになっている月曜日の浜。下手だし座ってる分には問題ないかと思っていたら、即座にダブル回しのアナウンスが。三回目にはいつも通り、むしろそれ以上に静かな場内に戻り、友坂さんも不思議がっていた。
小宮山せりなさん二回目、東寺を飛び出て東洋を経て、浜にやってきた『マッチ売りの少女』。原作のストーリーに依りかかるでもなく、(選曲の”がっつり”さにも拘らず)クリスマス的な記号に引っ張られることもない構成の按配。M1ラスト、マッチもちゃんと擦っている。
東寺から持っていくということは垂直方向のスペクタクルを捨てることでもあるが、代替アイテムは赤テープがささやかに巻かれたフープだった。エアリアルのシークエンスの序盤、片脚でフープを蹴り出すようなポーズを終えると、反動で勢いよく上方に身体を持ち上げ、態勢を整える。とくに表現上の意図はない運動にもかかわらず、この垂直方向への力の置かれがあるからこそ、以降の連続ポーズのシークエンス(水平方向)にスピンがかかったような高揚感があとから押し寄せる、という感覚。改変としてかなりいいと思いつつ、東寺で不要なレギュレーションなしで、というのが見たくもなる。
三回目の写真で急に鼻声になったのを訝しんだら、もうあたし駄目だから(感染に)気をつけて、とゾンビになる直前のクラスメイトみたいになっていて変だった。お大事に…

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